【出てくる場所】
- タウランガ
- ギズボーン
- マヒア
タウランガで仕事探し
ラグランでサーフィンを満喫したら、お仕事が多い「タウランガ」へ。
タウランガは、今まで回ってきた自然の多い素朴な町とは違って高級リゾートのような雰囲気。
ニュージーランドに来たからにはフルーツピッキングのようなシーズナルワークがしてみたいと思っていましたが、とりあえずお仕事がもらえるならなんでもやってみたい。
英語は不安な所もあるので、有給のお仕事が難しそうなら、WOOFやエクスチェンジといった、働く代わりに住む所や食事を提供してくれる所も考えます。
しばらく滞在して仕事を探そうと考えていたら、良さそうなバックパッカーズを発見。
なんと、仕事を斡旋してくれるというではありませんか。
バッパーの名前は
仕事をする人向けの長期滞在割引もあるようです。
仕事を斡旋してくれるというのは具体的にどういうことなのか?
まずはこのバッパーを目指してタウランガへ向かいます。
バッパーに着きオーナーさんに仕事斡旋について聞いた所
- 本人の適正を見た上で
- 良さそうな所があれば積極的に紹介してくれる
という事なのだそう。
現在何人かはここで働いていて、みんな近くの魚の工場で働いているそう。
魚の工場…。
さばいたりするのかな?
仕事に使う物だと紹介された長靴を見るからに、水濡れは必須なようですが…。
同じ職場になるとすると、寮生活みたいなものか。
ここで生活する人との相性も大事だよな。
とりあえず1泊して、ここの雰囲気を見ることにしました。
その日泊まるドミトリーを案内してもらっていると、途中男の子に出会いました。
どうやら会話の様子から「今日はオフ」らしいけど
「また休みなのかい?みんなは仕事だよね?」
「僕はオフが多いのさ、何だっていいだろ、フフフッ」
と雰囲気こそフワフワしているけど、あまり働くのが好きではないような感じ 笑
テレビなどがあるリビングへ案内されると、猫を1匹発見。
このバッパーで飼われている子らしく、自由に出入りしているそう。
人に慣れていて近くに寝そべりに来ます。
毎日猫と過ごすのもいいなー。
バッパー内はひととおり案内してもらったので、荷物を置いて周辺散策へ。
なんでもあるような場所なので買い出しの心配はいらなのですが、安いスーパーの場所や、休みの日にサーフィンするスポットを確認しにいきます。
車を走らせていると、フィッシュ&チップスのお店を発見。
お昼がまだだったので、今日はこれを遅めのランチにします。
フィッシュ&チップスは、白身魚のフライ(フィッシュ)にフライドポテト(チップス)を添えてある物で、魚はその時とれる魚を使うので時期によって変わる事が多いです。
今日はどの魚なのかメニューボードに書いてある店もあり、この時の魚はTarahiki(シマクロダイ)。
味付けがシンプルに塩のみや、ケチャップを添えてあるものが多い中、今日のお店はレモンと塩の味付け。
現在このお店は閉業してしまって無いのですが、この味付けは貴重でお気に入りでした。
テイクアウェイ(お持ち帰り)で家で味付けする事などがあれば、塩+レモンぜひ試してみて欲しいです。
結局、仕事紹介まで時間がかかりそう、住んでいる人達となんとなく合わなさそう、という理由からこのバッパーに住むのはやめたのですが、コンセプトは良いバッパーだったと思います。
ギズボーンへ移動
タウランガで数日間仕事探しを頑張ってみたものの、ネット応募のシーズナルワークは返事が帰ってこないか良い返事がもらえません。
タウランガ全体で求人を見ると、やはりリゾートらしく「ウエイトレス」など接客の募集が多かった記憶があります。
英語は使って生活できているから一応しゃべれてはいると思いますが、仕事となるとおそらく力不足…。
しゃべる事が主体ではないシーズナルワークですら相手にしてもらえないのに、そんな仕事は無理だろうと半ば不貞腐れ気味なマインド 笑
色々考えるうちに、タウランガにこだわらずに探そう、という方向へ意識が向いていきます。
そして少し先に「ギズボーン」という町があることを発見。
ここと同じようにサーフスポットがあるけど、町の規模はずっと小さく、都会っぽいここよりも自分に合っていそう…。
選択肢の多さでここに来たけど、サーフィンできればタウランガにこだわらなくてもいいか…。
久しぶりに良いことに出会えそうな予感になり、ギズボーンへ向けて車を走らせます。
走ること数時間…。
やはり町の雰囲気はだいぶ違って、静かな田舎というかんじ。
町の中心には最低限必要なネットのつなげるライブラリーがあったり、安いスーパーもあります。
大きなタンカーのような船が港にいて、山の方から来る巨大なトラックが大量の丸太を運びこんでいたり、空港からその港まで続く線路は、実は空港を横切って作ってあったりと、珍しい物も見られます。
一回りして車の中でパンを食べていると、スズメがサイドミラーに止まっておねだり。
動物もフレンドリーでした。
フルーツ畑みたいなものも近場に多く、シーズナルワークに行くにも通いやすそうなイメージがわきます。
こっちの方が素朴で好きだなぁ。
ギズボーンについて調べてみると、マオリ系の人が多い町で、「ギャング」がいて少し治安は悪いかもしれない様子。
言葉のイメージがなんとなく古いものを想像させ
このご時世にギャングって何!?
と思い、少し深掘って調べてみると、不良とか暴走族のようなものを指すようでした。
町を調べてギャングの話が簡単に出てくるような所で、はたして安全に暮らせるだろうか…?
不安を抱きながらも、求人についても調べてみると、現在シーズナルワークの募集は無く、町中のショップでいつくか求人がありました。
翌日、町のアイサイトへ寄ってマップをもらいます。
行く先々でタウンマップを集めていましたが
ギズボーンのマップは一番お気に入り。
シンプルですが冒険要素を多く感じるマップで、場所とアクティビティがざっくり書かれている感じがとっても好き。
翌日は、このマップを頼りにサーフィンのマークが付いている場所を回ることにしました。
マヒアの秘境・ブラックリーフでサーフィン
ギズボーンの町中からは離れてしましますが、マップにあった「マヒア」という地域のサーフポイントが気になって行ってみる事に。
交通量がほとんどなく、貸し切りにも近い感覚でのんびり向かいます。
しばらくして、急にたくさんサーファーがいるポイントを発見。
とりあえず降りてみます。
車を停めた隣が親切なサーファーで、ここがマヒアではなく「ブラックリーフ」だと教えてくれました。
「マヒアまではこのまま真っすぐ。スピットまで行ったらもうそれ以上行かなくていい。丘を登り始めたらもう海はないから時間の無駄だよ。」
なるほど、行き過ぎポイントまで分かりやすく教えてくれていい人でした。
車を進めると、途中人のいるビーチがポツンとあり、またしばらく走ると別荘のような家が並んだ、人気がない場所に着きました。
向こうからマオリの子供たちを後ろに乗せたトラックが来て、通り過ぎていきます。
車が通り過ぎると、再び人気のない、静かな風景が広がります。
奥へ進むと海が見えて
もしかしてここがマヒア?
雰囲気は、山の向こうの秘境といったかんじで、ビーチには釣り人と歩いている人が何人か。
おだやかに晴れていて、波は静かに割れている…。
スマホの電波が悪くマップで確認が出来なかったのですが、地形から考えて、どうやらここが「マヒアビーチ」で合っているようです。
こういう秘境っぽい所、好きだなぁ。
サーフィン出来なくても海があるし、また来ようかなぁ。
波も穏やかなので、マヒアの秘境感を満喫したら来た道を戻ります。
先ほどサーファーのいた「ブラックリーフ」まで戻ると、まだサーファーが何人か入っていました。
奥まったポイントなのでローカルルールがあるかも?
一応、ビジターが入っても大丈夫か聞いてみると
「もちろん!ここから降りていけるよ!」
と、先程マヒアの事を教えてくれた人をはじめ、みんなフレンドリー!
パドルアウトする私の前を波に乗っていったサーファーが
「It’s a good day!」
と声をかけてくれます。
サイズはたまのセットが頭くらい。
すぐに1本テイクオフしてなんとか乗り切りました。
サイズが少し大きくて緊張するけど「大丈夫」と自分に言い聞かせます。
その後ビビりながらトライするも、巻かれたりコケたりして、ちゃんと乗れたのは1本となりました。
未だに頭サイズはチャレンジサイズだけど、周りの人もあたたかく受け入れてくれて本当に楽しくサーフィンできた!
乗れたかどうかは別にして、とてもいい思い出になりました。
マヒアの皆様、ありがとうございました!
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