⑲キウイのパックハウスでお仕事。応募から内容、便利グッズまで総まとめ【ニュージーランド・ワーキングホリデー】

ニュージーランド車中泊で縦断の旅

働いた場所

オポティキ「Seeka OPAC」

★数年前の情報となりますので参考程度にお読みください

仕事内容・スケジュール・時給など

仕事内容

収穫されたキウイフルーツの出荷を行う
「パックハウス」という大きな倉庫の中での作業です。

私がいた所は、見た目や固さによる熟れ具合を判断して、出荷OK品と出荷NG品を分ける
「グレーディング」というお仕事。

リジェクトというのがNG品で、下のグレードでもう一度選別しなおしたり廃棄されたりします。

レーンに乗ってキウイフルーツがゴロゴロ流れてくるので、毎回「このレベルはOK、これ以下はリジェクト」と指示があるので、それを基準に選別します。

想像もしないような形のフルーツが流れてくる事も度々。

初めて見るような形。形・傷・かたさ等で選別します。

他にも箱詰めをしたり、キウイフルーツに品質保証のシールを貼るなど、色々な部署がありました。

自分の部署の仕事が止まった時には、他の部署の応援に行くこともたまにありました。

勤務期間・時間

私がお手伝いした年は、3月11日~6月21日まで。

約3ヶ月間のシーズナルワークです。

天候に左右されるお仕事で、この年は
例年に比べて開始が遅かったそうです。

基本は7:00〜17:30で勤務しますが、30分~1時間早上がりになる事も度々ありました。

時給・稼いだ総額

時給$15.25

当時の最低賃金$14.75より少し高め。

祝日に出勤すると1.5倍や、残業代は割増しなど、法律に沿った賃金形態でした。

最終的には3ヵ月で
$12,354(手取り$10,124)
稼ぐ事が出来ました。

約3ヶ月間の手取りの総額は、当時は$1が84円くらいなので、日本円に換算すると
85万円分くらいでした。

言葉もロクにしゃべれないのにこんなに稼げるなんて
日本からニュージーランドに出稼ぎに行った方が良いんじゃないか
と、当時日本の友達とも話していました…。

用意する物・休憩事情など

服装

私服にビニール製のエプロン、手袋、ヘアキャップをつけて作業します。

服装は、動きやすくて汚れても大丈夫な私服でした。

持ち物

お昼ごはんと飲み物だけでOK

休憩時間

午前に約10分、お昼1時間、午後に約10分

小休憩は「smoko」(スモーコ)と言います。

休憩時間は、休憩室や駐車場の車の中で取ったりと、自由に過ごしていました。

休憩室には飲み物が用意され、無料でいただくことができました。

コーヒーや紅茶など数種類あって、ココアのような「ミロ」は人気ですぐ無くなっていました。

ちなみに、ミロの発音は「マイロ」でした。

早出・残業

早出はありませんでした。

残業はあっても週に1、2回程度。

時間は30分から1時間程度で、最大でも2時間まででした。

夜勤と交代で勤務していたので、作業量が多い時期はどちらの勤務帯も早出ではなく、残業でカバーしていたと思われます。

連休について

連休は3か月のシーズン中に1回だけ。

祝日は休みですが、勤務した場合は時給が1.5倍になります。

応募から勤務開始まで

具体的な日時を入れて勤務開始までの流れをまとめます。

応募

日時 2月9日

場所 パックハウス併設のオフィス

方法 オフィスで応募用紙をもらって、その日のうちに提出。面接日時もこの時に設定

翌日1日使って面接の準備をしました。

準備の内容

  • ネットで過去の面接事情や攻略法を調べる
  • ペンとメモを用意
  • 着ていく服や靴の用意
    この時はスーツに黒いスニーカー
  • 汚れやシワが目立たないかチェック

面接

日時 2月11日

場所 パックハウス併設のオフィス

服装 念のためスーツ着用

内容
志望動機や、いつから働けるかなど基本的な事の確認。

また、以下の内容も確認された。

  • だいたい3ヵ月間の期間限定の勤務になる事
  • 自然相手の仕事なので、休みが多かったり逆に休めない日が続く事もあるけど体力面は大丈夫か
  • 腰痛持ちなどの体の不調は無いか


翌日、選考に進んだようで

ドラッグテストを通過したら採用になるが、2週間後にテストをするので、また後日日程調整で電話をするという連絡が来る。


薬物使用の疑いが無いかのテストなので、基本的に問題無いためこの時点でほぼ採用

ドラッグテスト

日時 2月23日

場所 パックハウス併設のオフィス

内容
ドラッグテストがあると言われた週の月曜日。
夕方までに時間等の連絡電話が来なかったので、直接オフィスを訪問。


もう少し待った方が良いか聞いた所、そのままドラッグテストへ。
ドラッグ使用に関する問診と、会社紹介のビデオ鑑賞を30分して終了。

お仕事開始後

トレーニング

トレーニングは半日で終了。

日時 3月11日

時間 9時~12時前

内容 パックハウスの中の施設案内。担当するグレーディングの作業場の紹介や1日の流れの説明。

本勤務開始

トレーニングの次の週に2日間だけ勤務。

水曜日に13:00~17:30
木曜日に10:00~16:30と時短勤務です。

その翌週
月曜日が7:00~15:15
火曜日も7:00~14:30とまた時短が続きます。

このまま時短勤務が続くかと思いきや
水曜日からは翌月曜日まで7:00~17:30のフルタイム勤務となりました。

急に8連勤となりましたが、その後は
週に最低1回は休みがあるようなスケジュールで勤務しました。

勤務時間も、たまに時短になったり残業になる日もありましたが、ほぼ7:00~17:30の定時で勤務でした。

1日のながれ

準備

その日の自分の作業台場所がホワイトボードに書かれるので、ホワイトボード横にあるゴム手袋ビニールのエプロンヘアキャップをして、指定された作業台へ行き、指示を待ちます

2人で1つの作業台を挟む感じで、後から考えると、作業スピードやおしゃべりの度合いによって組み合わせを変えていたようです。

作業台はリーダーのいる場所から少し低い位置にあって、リーダーは全体を見わたしながら
イクを使って指示を出すというシステムになっています。

時間になるとリーダーが来て、マイクで作業の指示を始めます。

作業

レーンに乗ってキウイフルーツがゴロゴロ流れてくるので、リジェクト品を横の溝へ
ひたすらはぶきます。

同じグレードを1日中やる事もあれば、こまめにグレードが代わる事もあります。

作業終了の合図

作業が終わりの時間に近づくと全体のアナウンスがあるので、それまでは作業を続けます。

終了のアナウンスは必ず定時であるわけではなく、「今日の仕事が終わったら終わり」なので、ピッキングされた量によって終了時間が多少前後する事もありました。

用事がある場合はリーダーに言えばその時間で帰れるので、融通はきく職場だったと思います。

次回の出勤日は、「また明日」や「また水曜日に」と流れるので、そのアナウンスで次回の出勤日を判断します。

全体アナウンスとは別で、個別で出勤要請やお休み要請がある場合は、リーダーが直接伝えに来てくれます。

最終日はお疲れ様会も

最終日は7:00から昼前までの半日勤務。

勤務が終わると
打ち上げのようなBBQランチ会が休憩室でありました。

食事はパックハウスが用意してくれます。

最初に「お疲れ様でした」の代表者のあいさつが少しあって、その後食事と飲み物を好きに取って食べる形式で、その後自由解散でした。

面白い事・大変な事・持っていると便利な物

面白かった事

想像もしないような形のキウイが度々あって面白かったです。

あまりにも形がすごくて廃棄処分になるキウイは、従業員は自由に持ち帰って良かったので、おやつ用に頂いて帰っていました。

リジェクトのフルーツ2個で出来上がったキウイ星人

大変だった事

指示がマイク放送なので、対面より聞き取りが難しかったです。

他にも、仕事は長時間立って下を向いたままの作業なので、足が痛い、背中がこる、目が疲れる、眠くなるなどが大変な所でした。

また、OK品とNG品の見分けが細かいもの、微妙なものは神経を使いました。

あると便利なグッズ

くつの中敷き

長時間の立ち仕事なので、スニーカーに厚めの中敷きを入れておくと足が痛くなりにくいです。

偶然にも、普段から使うので日本の100円ショップで買って持っていたものがとても役立ちました。

お気に入りはダイソーのパイル地のもの。

滑らないので、つま先に足がつまって痛くならないし、厚手なのでクッション性が良いです。

サイズに合わせてカットして使います
つま先まで厚手でクッション性が良い

マフラーと前開きのフリース

パックハウスは真冬の時期はとても冷えます。

暖房は無いので、基本的には着こんで温かい格好で作業します。

レーンの流れが速くなって、急いで作業する事も度々あるので、そういう時に脱ぎ着しやすいマフラーや、かぶるタイプでは無く前開きのフリースなどがあると便利でした。

内側がボア素材だと更に温かい

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