【出てくる場所】
- ミュージアム トイトゥー・オタゴ開拓者博物館
- マナーハウス
- スタッフォード ゲーブルズ ホステル
- ダニーデン植物公園 小樽庭園
- ボルドウィン・ストリート
- セント・キルダ・クレア
- トンネル・ビーチ
- ローヤーズ・ヘッド・ビーチ
ダニーデンでスノーボード用品の準備
次に訪れたのはダニーデン。
ダニーデンも栄えている地域で、基本的な買い物はもちろん観光名所もいくつかあり、サーフポイントもあります。
スノーボード用品のショップがあり、ホームセンター的な「ウエアハウス」もあるので、ここではスノーボード用品、主にスノーチェーンを買い揃える予定です。
クイーンズタウンやワナカの方がスノーボードでは有名ですが、ダニーデンで揃えたほうが選べる幅が広く、値段も抑えられそう。
とりあえず今晩の宿をマナーハウスというバックパッカーズに決めて、さっそく町へ。
町の中心地は一応歩いて回れる規模で、カフェや大きなライブラリーなどもあり、はずれまで行くと急な坂が多くなります。
ひとしきり見回って町のはずれを歩いていると、坂の上にもバックパッカーズがある事に気づきました。
1週間程度の滞在予定なので、なるべく安く泊まりたい。
受付に料金表があったので見ると、1週間のレートが結構安い…。
中も下見させてもらえ、坂の上にある事以外は生活に不便はなさそうなので、明日以降の宿の候補にしました。
バックパッカーズで貴重な出会い
本日の宿のマナーハウスに戻って食事の支度をしていると
「日本の人ですか?」
と、日本語で女の子に声をかけられました。
珍しい!日本人の女の子だ!
半年以上のニュージーランド生活で
やっと2人目の日本人バックパッカー!
彼女も同じく「珍しく日本人に会った」と思ってくれたようで、話が盛り上がります。
次の日は、オアマルで出会ったWOOFERのバックパッカー達もダニーデンに来るタイミングだったので、一緒に観光する約束の日。
観光に行く場所はだいたいみんな同じなので、ワイワイするのがお好きなら…と、彼女も誘ってみると一緒に行くということで、合流決定。
友達が増えるねー!と盛り上がっていると、なんだか見覚えのある人がキッチンに入ってきました。
なんと
ピクトンのバックパッカーズで出会った中国人の男の子!
同じ方向に周遊していますが、立ち寄る場所の計画も少しずれていたし、結構大きな町なので宿が一緒なのはなかなかの確立!
彼も明日は観光予定だったようなので、誘ってみると合流するとの事。
最初に会う予定だったWOOFER達はもちろん大歓迎で「仲間が増えて楽しくなりそう!」と言うことで
3人だった予定が5人になりました。
旅人のノリって楽しいな、!と感じる瞬間です。
ダニーデンは見どころがたくさん
世界一急な坂「ボルドウィン・ストリート」
翌日、5人でワイワイ観光へ。
ダニーデンの最も有名な観光地と言っても過言ではない
「世界一急な坂・ボルドウィン・ストリート」を目指します。
予想以上に急な坂で、建っている家と比較するとその傾斜具合が明らか。
みんなで息を切らして登って「世界一」を味わいました。
その他の見所
セントキルダ、クレア
海辺にカフェがあり、歩道ギリギリまで波が寄せる様子が見られます。
サーフィンもできる場所なので、お茶を楽しんだ後にしばしサーフポイントの見学もしました。
ローヤーズ・ヘッド・ビーチ
セントキルダ、クレアの先にあるサーフポイント
ミュージアム トイトゥー・オタゴ開拓者博物館
ダニーデンにはミュージアムがいくつもありますが、その中の一つ。
マオリ民族から入植者たちの生活や開拓の歴史などが学べます。
旧ニュージーランド鉄道交通ビル内とのことで、昔のバスやバイクなどのレトロな乗り物も見ることができます。
ダニーデン植物公園 小樽庭園
とても広い植物園で、区画の一部に「小樽庭園」がある。
ダニーデンが日本の北海道にある小樽と姉妹都市提携しているそうで、こんなに遠くにも日本を発見!
トンネルビーチ
ビーチにある崖がトンネルのようになっていて、そこを散策できる場所です。
冬場は、昼でも霜が溶けたものが乾いておらず、トンネルまでの道中がぬかるんで滑りやすくなっているので要注意。
スノーチェーンを探す
観光を楽しんだ翌日。
今日からはスノーボード用品の買い揃えに本腰を入れます。
メインはスノーチェーン。
スキー場のシーズンパスを購入した「カードローナスキー場」周辺は比較的暖かいようで、基本的にはノーマルタイヤで行けるはずですが、たまにチェーン規制がかかる事もあるそう。
雪道の運転はしたことがないので、基本的に雪の日は最初からバスで行くつもりですが、行った先で天候が変わってチェーン規制が出る事もあるかもしれないので、スノーチェーンも揃えておきます。
一通り町のショップをまわってから、ウエアハウスもチェック。
スノーチェーンが予想していたよりも高く、個人売買サイトもチェックします。
色々調べているとあっという間に時間が経ち、1日目は終了。
宿に帰ってとりあえずまた明日考えよう。
安い宿にお引越し
今後の拠点にする宿は、昨日下見した坂の上にあるスタッフォード・ゲーブルズ・ホステル
1週間のレートが安いのでこちらへお引越しです。
チェックインしてみると、外からはたくさん部屋があるように見えたのですが使っていない部屋が多く、フロア自体が真っ暗な階もあります。
ちょっとホラーを感じる…。
部屋は4人部屋のドミトリーなのですが、女性専用だからか、他に人が入っておらず、自分だけ。
貸し切りで、ラッキーと思ったのですが、なんだかWi-Fiの入りが悪いようです。
調べ物の続きは、Wi-Fiのつながりが良いフロントの階でする事にしました。
リビングっぽい共用部で調べ物をしていたのですが、ここがよく冷える。
建物が大きいからでしょうか、フロント周りと洗濯室がある地下室は暖房が効いて暖かいのですが、廊下や共用部、キッチンなどの広くなっている場所は寒い。
宿の前の坂も、早朝は凍ったりするくらい寒いから仕方ないかぁ、と考えながらその日は眠りにつくことにしました。
その晩、真っ暗なフロアを「不気味だな」と思いながら部屋に戻ったせいでしょうか。
そのフロアから、「何か」が自分の部屋に向かって来て、ドアノブに手をかけ、ゆっくりと開けようとする、という怖い夢を見て夜中に目が覚めます。
部屋は寒いのに、汗びっしょり 笑
あー、明日あたり、誰か入らないかな 笑
翌朝、昨日の悪夢とは裏腹に、外は良いお天気で穏やかに晴れています。
ちょっと外へ行ってみようと道路へ出ると、宿の前の坂道が凍っていて、コケました。
これはもう少し溶けてからでないと運転は危険だ、と判断し、あたたかい洗濯室のソファーで個人売買のサイトをチェックしてから、遅めの出発にします。
個人売買は難しくて、なかなか「これだ!」というものが見つからない…。
気晴らしにサーフポイントへ
昼前、今日はローヤーズ・ヘッドのサーフスポットを見に行ってみます。
サーファーが何人か入っていましたが、見た感じ波にパワーがありそう。
横の流れも入っているようで、ポジションキープがしんどそうです。
しばらく見ていると、同じようにずっとサーフィンを見ている女の人に気づきました。
この人もサーファーかな?
「サーフィンされるんですか?波チェックしてるんですか?」と話し掛けてみると、今目の前で彼氏が海に入っている、という事でした。
彼氏さん待ちだったのですね。
以前は自分も入っていたとの事で、話の流れでこの辺りのポイントの入り方なども、ちょっと教えてもらいました。
今日は流れがしんどそうだけど、滞在中に1回くらいトライできるかな?
宿のいわく
宿に戻って、フロント付近で調べ物をしていると男の子が話しかけてきました。
「この宿、寒いよね」
真っ暗なフロアもあるし、使ってない所は節約で暖房切ってるのかもね、などと話していくうちに、衝撃的な話を聞いてしまいました。
なんとこの宿、いわゆる「出る」宿なんだそうな。
安さと軽い下見だけで決めてしまいましたが、彼がいうには
以前病院として使われていた建物をバックパッカーズにしたそうです。
ただし、幽霊と言っても何か悪いことをするような悪霊とかではなく、不思議な事が起こったり、いないはずの人が見えたりすることがあるとかないとか。
館内の異様に寒い感じや、昨日見た悪夢になぜか納得してしまう。
しかも、私がお気に入りでよく過ごしている地下室は「出会うポイント」だったようです。
地下室にいても特に変な感じはしなかったし、霊も見ていない(多分)ので、怖い事は起きないだろうと思いましたが、やっぱり一人の部屋に戻るのは怖かったので、ギリギリまで共用部で過ごしました 笑
検索してみると、いくつかこの宿と幽霊の関連話が見つかり、一部では有名な心霊スポットのようです。
彼が話してくれたものと近い話が書いてあったサイトはこちら
1週間分払っちゃったけど、本当に無理なら別の宿にまたお引越しかな…。
めでたくチェーン購入と不思議な男の子
チェーン購入
翌日、色々悩んだあげく、最終的に町のショップでスノーチェーンを購入することに。
お値段$119
お店の方が親切で、実際にその場でタイヤに付けながら装着の仕方を教えてくれたので、許可を得て動画を撮影させてもらい、それを見ながら自分で装着する練習をすることにしました。
最初こそ時間がかかりましたが、何度かやるうちにちゃんと付けられるように。
よし、これで一応、万が一のチェーン規制にも対応できるぞ。
ルームメイト
チェーンが自力で巻けるようになり、頑張ったご褒美(?)にカフェでコーヒーでも飲もうと町を歩いていると、声をかけられました。
見ると
オポティキのパックハウスで一緒に働いていた中国人の女の子です!
こんな所で出会うとは!
久しぶり!
彼女も時間があったので、そのまま誘ってカフェへ。
お茶を飲みながら、ひとしきり近況報告をします。
一緒に行動こそしていないけど、だいたい同じ所を回ってきていたので「あそこ面白かったよね!」と盛り上がる。
久々の再会で気分もリフレッシュできました。
宿に戻ると、なんと
部屋に新しい人が入っています!
やった!今日は1人で震えずに寝られそうだ 笑
新しく来たのは台湾人の女の子、しかも3人組!
急に賑やかになって嬉しい!
案の定「ここ、なんか怖いよね!」で盛り上がります。
中でも1人の子がかなりの怖がりさんだったようで、寝る前にはなんと半泣き状態…。
翌日には宿をうつると言って、1泊のみでチェックアウトしていきました。
つかの間のにぎやか部屋…。
チェックアウトとほのかな違和感
また一人部屋に戻ってしまいましたが、残りも数日間だったので宿の引っ越しはせず、心霊現象にも出会わずに無事チェックアウト。
何も無くて良かった。
チェックアウト前日、ここが心霊で有名だと話をしてくれた男の子がいたので、あいさつしておきます。
彼は次の予定が未定らしく、しばらくこの宿に滞在予定だそう。
怖くないんだ、メンタル強いなぁ。
翌日、次の町に向かいながら改めて彼の事を思い出していました。
独特な雰囲気の子だったなぁ。
「今日は何をしたの?」と聞くと「特に何も。買い出しくらいかな」と答え、色々と観光してまわるバックパッカー、という感じではない。
自分の事はあまり話したがらないので、ダニーデンでゆっくり仕事を探してるのかな?くらいに思っていた。
いつの間にかそこにいて、けだるそうに人を怖がらせる話をしてくる子。
その時、そういえば、よく話しかけてくるわりにいつも一人でいて、自分以外の人とは話している所を見たことがない事に気づいてしまいます。
宿のいわくのひとつにあった「いないはずの人が見えたりすることがある」
町中でも会ったことがなく、いつも夕方以降に宿のどこかで、気づいたらそこにいる…。
不思議な雰囲気の子だったのか、それともまさか…。
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