【出てくる場所】
- エレファント・ロックス
- モエラキ・ボルダーズ
- オアマル・ブルーペンギン・コロニー
- オアマル・ボタニカル・ガーデン
- キャンベル・ベイ保護区
ウエレファント・ロックス
オアマルは不思議な自然がたくさんある所。まずはエレファント・ロックスへ。
誰もいない草原に点在する巨大な岩….。
近くで見ると本当に大きく、なぜここにこんな形で存在するのか、とても不思議。
タイミングよく、雨上がりの空には虹も出ていました。
モエラキ・ボルダーズ
次に向かったのは、同じく不思議な岩で有名なモエラキ・ボルダーズ。
オアマルから南に約40分ほどの場所にある、巨大な球状の岩石群です。
丸い岩は見たことがありますが、こんなに大きな岩がいくつもある所は初めて。
これは本当に現実なのだろうか
という不思議な感覚さえ覚えます。
カウリの巨木を見た時のような、自然の神秘のような何かを感じました。
オアマルは世界最小のペンギン「ブルーペンギン」を観察できる場所としても知られる地域で、運が良いと夕方に海から戻ってくる様子を見ることができるそう。
ペンギンが見られるというスポットへ向かって、しばらく待ってみましたが、ペンギンは現れないまま真っ暗に。
今回は運が無かったようです。
体も冷え切ったので、この日は宿のYHAへ戻る事にしました。
オアマル・ボタニカル・ガーデン
翌日はオアマル・ボタニカル・ガーデンへ。
庭園風になっている公園で、町中でも見られたビクトリア朝時代の建築の様相を感じるおしゃれな雰囲気です。
町をひと通り回り、YHAのキッチンで食事を作っていると、バックパッカーの男の子2人組が入ってきました。
少し話してみると、彼らは主に、農場などで住み込みでお手伝いをして、食事と住む所を提供してもらうWOOF(ウーフ)をしながらニュージーランドを周遊しているそうです。
今までのWOOF情報を教えてもらったり、こちらも北島でのお仕事の情報などを交換しあって、ご飯をご一緒させてもらいました。
ピクトンの宿で出会った男の子同様、彼らも今後の行き先が同じ方向だったので、「また会うかもね」と、一応連絡先も交換。
理想の車中泊ライフを送る旅人に出会う
オアマル滞在最終日、ライブラリーで調べ物をしていると隣に男の人が座りました。
ふと目についた持ち物がサーフブランドのもので「ブランドが好きな人かもしれないけど、もしかしたらサーファーかな?」と思っていました。
しばらくすると
「すみません、ちょっとトイレに行きたいから、荷物を見ててくれませんか?」
なんと、パソコンなどの貴重品まで、全て私に委ねてトイレに行きたいとおっしゃるのです。
しばらく隣に座っていただけで特に会話は無かったので、正直
「知らない人を信用しすぎなんじゃないかい!?」
と思いましたが、とりあえずトイレに行って来てもらいます。
ニュージーランドは地元の人も初対面の人を信用している人が多いと感じるけど、こんな事を気軽に頼めるなんて、やっぱり平和な所だなぁ。
戻ってきた彼と少し話してみると本当にサーファーで、話を聞いていくと驚くべき事が。
キャンベル・ベイ保護区
彼はまさに、私が目指している「サーフィン&キャンプ」のスタイルを実行している人で、私のように冬場は宿に泊まったりせずに、常に車中泊で周遊しているベテラン。
まさに理想の生き方を再現している人に出会えて、テンションが上がります。
ライブラリーに来て
この席で
彼がトイレに行かなければ、話すことも無かったと考えると…。
またもや偶然の出会いに驚くばかりです。
やはり「引き寄せの法則」はあると思う。
「明日もサーフィンするから、良かったら来る?」ということになり、翌日のサーフィンに同行させてもらい、車中泊の仕様も見せてもらえることになりました。
翌日、指定されたカカヌイビーチへ到着、今日は近くのキャンベル・ベイ保護区のすぐ下にあるポイントでサーフィンできそうとの事。
まったく知らないポイントで、人もほぼいないポイントの多いニュージーランド。
1人だったら、ビーチにすら誰もいないポイントなんて、いくら波が良く見えても怖くて入水できません。
経験者がそばにいてくれるだけでだいぶ安心できて、本当に貴重な機会に恵まれました。
上がってから車内の様子を見させてもらうと、キャンプ道具がびっちり詰め込まれています。
生活の様子やざっくりとキャンプ道具の使い方を教えてもらい、軽く食事の後に別のビーチでもう1回サーフィン。
休憩中、「自分のサーフィンしている所をビデオで撮ってくれないか?」と頼まれました。
サーファー間でよくある事なのですが、自分のサーフィンを客観的に見て動きを見直したいという事です。
どうやら今日よりも波が良さなので、翌日にスマホでビデオ撮影する事にしました。
「夜は近くでキャンプするので、興味があれば来てもいいよ」という事で、その日は久しぶりに私も車中泊。
昼間は太陽が出てそれなりに暖かかったのですが、夕方にはだいぶ冷えます。
夜間の寒さはちょっと心配だけど、防寒面ではベテランさんも同じような装備だったし、きっと大丈夫だろう。
撮影もするし明日に備えて早めに就寝…
してみたのですが、寒すぎて眠れない!
外気温はギリギリマイナスになるかならないかという位の寒さ。
冬の車中泊をやめたキッカケは、朝起きて車内で息が白くなったのを見て凍死の危険を感じたからなのですが、そもそも寝付けない寒さでした。
エコじゃなくて申し訳ないけど、少し暖房をかけてから、スキーウエアにムートンブーツ、ニット帽とマスクもして…着られる物を全て着こんで、寝袋にくるまってなんとか朝を迎えました。
さすが真冬の南島。
翌朝、隣の車から出てきベテランさんも「寒すぎてなかなか寝付けなかった」と。
やはり昨晩は慣れている人にも厳しい寒さであったようです…。
その後、ベテランさんのサーフィンの様子をビデオに収め、お互い有意義な時間だったね、という事で次の町へ向けて出発しました。
ライブラリーから始まった、またもやミラクルな出会いに感謝な出来事でした。
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